家内の祖母が亡くなった時の話です。
義母は5人兄弟の1番末の妹なのですが、兄弟仲は私から見ても最悪です。
義祖母の面倒も押し付けあった様ですが、結局収入が少なかった義両親が、義実家に住む代わりに義祖母の面倒を見るという形に収まったようでした。
その義祖母の入院から葬儀屋の手配、段取りまで義父が取り仕切っていました。
しかし、施主は長男が勤めている体になってしまい、体裁を気にして他の兄弟も異論を唱える人はいなかったようです。
しかし、葬儀の前からあくせく動いているのは義父だけで、見兼ねた私が手伝って動いているのに、同世代であろう内孫たちは何をする訳でもなく、親族たちは控え室でお茶を飲んでくつろぎ、葬儀の席順も義両親は末席です。
告別式での挨拶も、ご立派な事を言いつつ、火葬場まで来てくれたご友人に挨拶する訳でもありませんでした。
ここからは家内から聞いた事なのですが、問題が起こったのは葬儀屋の請求額でした。
あんな立派な祭壇じゃなくてもよかったんじゃか、花が多すぎだったんじゃないのか、香典は幾ら入ったんだ、そもそも家族葬でもよかったんじゃないか。
故人が聞いたらさぞかし悲しんだ事でしょう。
非常にセンシティブな問題ですが、亡くなった後の事とはいえ、重大な問題です。
逆に元気なうちから、ある程度の話を煮詰めておくことが必要なのでしょう。