普段無宗教の為、父が亡くなり大阪市内の斎場で葬儀を執り行なわければならなくなった時に、どの宗派で葬儀をしたらいいのかわかりませんでした。
父の親せきに聞き、父の実家の宗派で葬儀の準備をしたのですが、いざ通夜が始まるという時に、父の実家の当主から「うちの宗派と違う」と指摘され、困った母は、葬儀の準備をやり直したいと言い出しました。
お坊さんも呼んであり、今さら違う宗派の葬儀の準備などできるはずもなく、そのまま父の実家とは違う宗派で葬儀を行いました。
準備をしていた宗派の葬儀はそのまま行いました。
ただ、その宗派から戒名をもらうということは、その宗派の仏様になるということ(?)なので、その場で戒名はいただかず、俗名(生前の本名)で葬儀をし、位牌も本名に書きかえてもらいました。(その分、葬儀費用の戒名分は無くなりましたが。)
後日、自宅に父の実家の宗派のお坊さんを呼び、その時に戒名もいただきました。
何度も葬儀をしたような感じでしたが、葬儀の時来ていただいた、違う宗派のお坊さんがとてもいい方で、「違う宗派ではありますが、心を込めて故人をお見送りします」と言って下さったので、大事にならずにすみました。
無宗教の方も、日頃から何気ない会話の中で「うちは何宗?」などと話していれば、いざという時に混乱しないでしょう。