きちんとお別れすることができたお葬式

慕っていた祖父が2年の闘病を経て亡くなった時、こじんまりとした家族葬スタイルの葬儀を行いました。
本当に身内だけの、堅苦しくないお葬式でした。まず、本人が眠っている会場へ家族が入場する時と退場する時は、祖父の好きだった演歌が流れました。
祖父は生前、歌が大好きでとても上手でした。
最近のお葬式はこんな工夫もしてくれるんだと驚き、感動しました。

 

そしてお葬式が始まるとお経を読んでもらい、その後スタッフの方がたくさんのお花を用意してくれました。
クラシックの音楽が流れ始めると家族全員でその花を、本人が眠る棺桶の中に飾っていきます。
それと同時に、本人が生前着用していたお気に入りの洋服なども棺桶に入れます。
形式にこだわらず、「お別れする」ということに重きを置いた葬儀でした。

 

葬儀が始まる前や、火葬場まで行く間などの空き時間には、祖父との生前の思い出が沢山思い浮かびました。
祖父は生前、盛大なお葬式はしてほしくないと話していたので、本人もこのようなこじんまりとしたお葬式に満足しているのではないかと思います。
慣れない行事に変に気を使うこともなく、祖父にお別れをきちんと言えたことに満足しています。